Pnori

オーメン/オーメン666のPnoriのレビュー・感想・評価

オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)
3.0
「悪魔の棲む家」しかり…往年のヒット作をリメイクするのって難しいんだね、の見本。
(死霊のはらわたリメイクは好きだけど)

ありとあらゆる恐怖を観尽くしてしまった現代で、定番中の定番を普通にリメイクされてもあんまり響かないのが本音デス。

で、どうせオーメンの名を借りただけで、可愛いけど中身は悪魔なboyが人を殺しまくる映画に変えちゃってんだろうなと思って色眼鏡で観てしまったのもある。だから正直言って期待してなかったから案の定。

全てが普通の平均点なホラー映画。

だけどあのピタゴラスイッチ的な殺人方法が、ファイナルディスティネーションより前にあった事に今更気づく。
コレは気づかなかった!目から鱗。

テンポ良く話を進めるために無駄なものを削ぎ落としたのと同時に作品独特の恐怖感も一緒に落としてしまったようで、この作品のもう一つの肝である「それ以上詮索するなよ」オーラも薄い薄い。

子役が可愛すぎるのもイカンよ。
ラストカットでやっと悪魔っ子が板についた感じだし。

その路線で行くのなら、ぜひオーメン2をイケメン少年でリメイクして下さい。中身はさておきダミアン少年には期待しちゃいますよ、ふふっ…。
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