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デトロイトのFHTのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
4.3
歴史の一つに刻まれた真実の事件。
この作品を観て、今を生きているうちに1人1人考えて欲しい。

人種差別での暴動。その暴動の中での話。
暴動を起こしているのは全ての黒人ではなく、一部の黒人だという事。
例えばその暴動の最中、巻き込まれたくなくて身を潜めている人もいる。そしてそういう人が意図もなく暴動の一員とみなされる時もある。

この世の中は不条理だ。 物事に慣れてしまうと考えを疎かにしてしまう。
そして過ちを犯す。 気付いたらドロ沼に足を踏み入れてしまっているのだ。

デトロイトで起こった暴動。この街を守ろうという使命感もありデトロイト警察は力を入れて暴動に立ち向かう。
その為尋問もかなりピリピリしているものだ。
警察は決められた手順を怠った。
今回の事件は誤解が招いた悲劇。

疑いや虚偽から生まれた最悪のシナリオだった。

被害者や被害者遺族にとってこの出来事は一生の傷だと思い知らされるラスト。
この結末は真実だ。

人は平等と言うが決してそんな事のない世の中が今も尚続いている。

洗脳や心理。そんなものが無ければ。。

私は悲しいです。
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