エアール

ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密のエアールのレビュー・感想・評価

3.4
ワンダー・ウーマンが生み出されるまでの過程
ーーそこには
自由恋愛主義と心理学が深く関わっていた 笑


ダイアナの生みの親である、ハーバード大卒の心理学者 ウィリアム・モールトン・マーストンと
美人聡明で”ちょい”とクセのあるマーストンの妻 エリザベス、
そしてマーストンの教え子であり、研究助手でもあり、のちに夫妻と深い関係となっていく学生 オリーブの3者物語。
各キャラクターにはルーク・エヴァンス、
レベッカ・ホール、ベラ・ヒースコートが扮します。
周囲からなかなか理解が得られない奇妙な関係とこの際どさが
時に癒され、時に苦しめられるいうね 笑
当時 1920年代、30年代のお話みたいですし
今とは寛容さが全然違うでしょうから尚更といったところでしょうか。


そもそもは
ウソ発見器を作って念願の博士号をって話だったのに
そこからなぜにコミック出版へと至るのか…

新助手となったのをきっかけに
マーストン、エリザベス夫妻らと交流をもつことになるオリーブとの関係性の変化や
心理ステップとされる支配、誘因、服従、承諾
ーーマーストン博士がとことん拘る人の本質を指し示す理論だそうで 笑
加えて、倒錯、3人婚、拘束、暴力、異端、…。

周囲からは”異常者”として扱われようとも
1947年にガンでこの世を去るその時まで
その独自の考えを貫き通した彼の姿から
さあ何を学ぶか…


ワンダー・ウーマンの風貌やエピソード内で取るアクションには
妻 エリザベスやパートナーであるオリーブ、女性参政運動の活動家など
彼女らから多大な影響を受けているようです。
ひとつ興味深い事実でした。
エアール

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