anzu

時間回廊の殺人のanzuのレビュー・感想・評価

時間回廊の殺人(2016年製作の映画)
3.0
脚本が好き。凝りに凝ったストーリーが好き。

「マザーズハウス」を鑑賞する前にリメイク版を観ようと、軽い気持ちでご飯を食べながら鑑賞。

邦題は「時間回廊の殺人」だけど、韓国版原題は「時間の上の家」。原題の方がしっくりきた。

序盤はアトラクション的ホラー要素が多め。ホラーとしては弱いし、ホラー的映像も??あまり怖くない。
ミステリーとしても、事件の謎的なキーが薄い。

いやしかし、ラスト30分からのスパートが凄い。

最後まで観るとミステリーとホラー要素が弱い理由も分かりました。

伏線回収スッキリ畳んで、観賞後、あの時のアレはアレか!あーなるほどね!っと気持ち良く終わりました。

ジャンル展開が大胆で、荒技的な部分もあるけど私は好きです。

オリジナル版が楽しみです。

作品とは関係ないけど、外国語映画に日本語が出てくると、瞬時に脳が冷静になってしまう。
怪しげな呪詛的な意味合いで陰陽師を引き合いに出したのだろうけど、安倍晴明を思い出して笑ってしまった。
anzu

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