つるばみ色の秋津凡夫

きっと、いい日が待っているのつるばみ色の秋津凡夫のレビュー・感想・評価

2.8
熱闘

物語が暗く閉鎖的である為、色彩や音楽でバランスをとる配慮が有難い。
其々の役者が分かり易い演技を貫いており、作品にエネルギーを与えていた。
また、夢見るエルマーの覚悟を最大限発揮するシーンは素晴らしく、様々な感情が渦巻いた。

息を潜む幽霊は漂うのみ。
見上げる月に降り立つには、小さくも大きな一歩を。
小細工など一切無い、夏にぴったりの熱い熱い物語だった。