1967年デンマーク、コペンハーゲン
の児童養護施設でのとても辛い事実
を扱った実話に基づく作品です！！
なんとも怒りのやり場がない…
ホントにムカつくし生きる価値もない
大人たちに対して、犯した罰を最大限
償わせたいと思わずにいられないし、
単なる過去では済まない内容です。
父は他界、母も大病を患ったことから
児童養護施設に預けられたエリックと
エルマーの兄弟は、ごく普通の幸せな
暮らしさえ送れないのに、預けられた
施設の校長や教師、上級生らから受け
る目を覆うような仕打ちには悲しみ…
同時に怒りが沸々とこみ上げてきます。
体罰、イジメ、虐待、言葉では表した
くもない仕打ちに、耐え続ける兄弟の
肉体的・精神的な苦痛に、絶望感以外
の何があるだろうか。わずかな希望の
光を頼りに独裁的な教師らから押さえ
つけられる毎日は壮絶なもの。
過酷すぎる現実から抜け出そうと兄弟
あらゆる試みは、決して利口な方法と
は言えないけど、せめて普通に生きる
道を見出そうと命懸けで奔走する軌跡…
これは本当に辛すぎますね。
赴任してきた女性教師、監督官庁の役
人、施設内の友達など悪しきこの状況
を脱するために欠かせない健全な心の
大人達がいて、その関わり方はリアル
な緊迫感があり、自分なら何かできる
だろうと控えめにも考えたりしました。
あえて言うなら、間違ってもこんな事
が繰り返されないように、この事実を
広く訴え、兄弟の勇気を称え、少しで
も苦痛を癒せたらと願います。そして
未来あるこの兄弟に、少しでも幸せが
訪れたことを信じたいです。
これは多くの人に観てもらいたい作品
のひとつです。
本作を勧めてくれたフォロワーさんに
感謝します！！
