久しぶりにいい映画に出会った。
…という感想はラストまで観てからこそ。
冒頭から幼い兄弟がある施設に預けられた事で、体罰やら虐待やら(性的なものも含め)酷い。
これが事実に基づいているとは。
そんな中、弟くんの宇宙飛行士になりたいという夢のエピソードが上手く生きていて、唯一の希望というか癒しというか…
実話ベースの話だから、どこまでがフィクションか分からないけれど、これ程ノンフィクションとフィクションが上手く合わさった作品は、そうない。
マッツ・ミケルセンの兄ちゃんは、しょっちゅうキレるが、そのキレっぷりが凄まじい。
オーラすごいしね。
何ならマッツより威圧感あるかも。
でも、子どもの顔を撫でるシーンとかあって、この主人公なりに子どもの為にという信条があったんだろうなと。
それが間違っているとしても。
弟のエルマー役のコも、演技が突出していておまけに可愛い。
いや〜、名作です。
ラスト鳥肌が立った。