ハッピーエンドの映画って、できるだけそのハッピーに圧倒的な背負い投げをされるような話が好き。
どんでん返しって意味じゃなく、「終わり」の説得力が、その他の論理を超える気持ちよさ。
これはデルトロとかジェームズワンとか、そこらへんの監督が持っている人間愛スキル。
デルトロの奇妙なところは、圧倒的な人間愛を感じると同時に、同じだけの愛のシャワーを化け物側にも注いでいるところ。
これは『MAMA』にもエッセンスとして存在していた。
美しくて面白い人間たちに化け物と同じくらい注目・愛着が発生した。
清掃員の2人がセックスについてわいのわいの言っているシーン、1番好きでした。