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シェイプ・オブ・ウォーターのwoonのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

異種間純愛モノ。
研究室勤めイライザは、ある日突然運ばれてきた何かが人では無いものであることを知ってしまう。怖いけど好奇心もあり、こっそり忍び込んでみるとそれは魚人であった…。という感じで、孤児院育ち、赤ん坊の頃に声帯を傷つけられ喋ることが出来ず手話で意思疎通、首に引っかき傷のようなものが残っているイライザ。なんかどっかの奥地から神と崇められていて無理やり連れてこられた魚人。喋れない2人は手話でだんだんコミュニケーションをとっていく。ただ魚人は研究対象なので、日々暴君軍人に痛めつけられたり、挙句解剖のために殺されそうに。ドクターが実は敵国スパイで、こんな美しいものを殺すなんてとんでもない!ともう反対も虚しくもっと偉い元帥に殺せと命じられる。それを知ったイライザ。施設から連れ出そうと決意し、ドクターと共謀し見事自宅に連れ帰ることに成功!ただ、自宅の狭い風呂では環境が悪く、衰弱していく魚人…。自然に帰そう!と雨で水位があがる10日に桟橋から海に戻す大作戦!しかし施設から居なくなった魚人を探そうと軍人上司大激怒捜索。色々あって、ドクターも裏切りがバレ殺され、イライザが犯人と口を割り軍人がイライザ自宅凸。カレンダーに書いてあるメモで海に帰そうとしていたこともバレる。ギリギリのところで桟橋で魚人、イライザ、怒りの軍人の三つ巴。銃で撃たれる魚人とイライザ、しかし魚人には触れただけでどんな傷も治せる自己治癒能力がありへっちゃら。(痛そうではあった)怒る魚人に喉元かっ切られ瀕死軍人。こちらもまだ瀕死のイライザと共に海に戻る魚人。海の中で2人はキス。するとイライザの首元の傷がエラへと変わり、2人は海の中へ沈んでいく……。
個人的にはハッピーエンドと捉えたので、よかった。イライザの掃除仲間の黒人女性と育ての親?のおじさんがいい味。なんだかんだ言いながら協力してくれるいいやつ。猫が魚人に頭から丸かじりされるので注意。黒人女性の旦那、口軽すぎてムカつく。あと要らなくない?って思ったのはオナニーのシーンと、直接的な描写は無いものの魚人のセックスしたと報告しているイライザと同僚女性の会話。下世話な話し持ってくる必要あったかなぁ…。そのふたつがなかったら、イライザと魚人の関係がもっとピュアに映ったのに。とちょっと残念だけど意味があったのかいデルトロさんよ。
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