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月に囚われた男のwoonのネタバレレビュー・内容・結末

月に囚われた男(2009年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

月での採掘任務の契約期間である3年がもうすぐ来ようとしている主人公。相棒は人工知能ロボット。ずっとビデオで会話してた家族の元にやっと帰れるとうきうき。ある日採掘作業中、車での事故を起こしてしまい、目覚めるとそこは基地の中。いつの間に帰ってきたのか…。外の様子を見に行こうとするが怪しいほど頑なに外に行かせまいとするロボの姿に違和感を感じ、無理やり外に出て事故現場に行くと、、、俺!!?!?
奇妙なことに同じ顔をした同じ名前の人間が2人。実はこの2人、クローンだったのだ。会社は採掘場で働く人間を、クローンを使って3年サイクルで交換していた。3年の期間がきたクローンは地球に帰すという名目でボックスに入れ眠らせ記憶削除。(恐らくクローン体がガタがくる。体調不良、歯が抜ける等)新しいクローンを地下から持ってきて、事故の影響で眠っていたという設定で徐々に人間の動きに慣れさせていく。
本来期間が重ならないようになっているはずが、事故のせいで2人のクローンが揃い、知恵を出し合いなんとか地球に帰ろうとする。ただもう3年を迎える方が身体にガタがきて地球に帰ることが出来ないことを悟る。その上、やっとのこと地球との通信が出来、家に電話をかけると、赤ちゃんだと思っていた娘が立派な女性になっており、さらに、最愛の妻は死んでいることがわかる。(ずっと会社に通信妨害されていた、ビデオレターは昔のものを使い回し)
新しく起きた方を地球に帰し、会社は悪事を告発され、少しは報わたように思う…というフェードアウトの仕方。
設定が面白く、かつ、限られた空間でのシュチュエーションスリラー感もあって良かった。
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