"字幕のイエローグリーンはナイスな処理"
ストーリーを箇条書きしたら伝わるのはおそらく映画マニアが描くB級な世界感。しかし、その世界感を画作りが超A級で仕上げてきてるので結果A級な作品になってる。
ダークファンタジーかとおもいきや、メルヘンチックな怪獣映画をレトロフューチャーで白黒（モノクロ）ネタも使える懐かしの60年代を舞台に、ハリウッドで流行りのマイノリティエッセンスを味方キャラに注いで、弩級の映像センスで映画のメインストリーム層に確信的にブッ込んできたギレルモ・デル・トロ監督は相変わらずのド変態だけど、そこに愛もあるからずるいよね。
自宅アパートメントの一階は映画館という設定だけでも高評価したくなる映画Loverな我々だし、水中と化したバスルームの中で、浮遊し抱きしめ合うシーンは、そりゃもうノックダウンしますよ。
でも、
全部良いのに、自分には刺さらなかった、。
おしいんだよなぁ。。
マスボリュームに目掛けて、賞レースも興行成績も獲りにきてんだから、物語はツッコミ始めたら、話は進まないから御法度だけど、そんなに簡単に連れだせるの？トイレのくだり要らないから、施設から連れ出す手法のクオリティを上げて欲しかった。
このシーンで自分は物語の魔法が解けてしまった。（いや、まぁ、モザイク処理でも早々に解けかけましたが、、。）
嫌われるレビューだな、コレ。
スミマセン。。
