ギレルモさんらしい映画でした。
夢のようなちょっとドキドキするファンタジーに、微妙なエロスと完璧な悪役とエグいシーンがピリッとブレンド。
映像と美術とクリーチャーの造形はこれまでで最高のものだったのでは？この点、美術賞のアカデミー受賞は納得。
サリー・ホーキンスはこんな演技もするんだなと。あとオクタヴィアのゼルダ役が光ってました。
作品全体としては、玄人好みな感じで、正直わたしにはまあまあでした。いや、だって最後ズルいやんw
パンフレットの中で、盟友イニャリトゥ監督が「村上春樹のファンタジーのようだ」と称賛していた逸話が紹介されてたんだけど、方向性が違う気もしつつ、なんか納得。なるほどわたしにはちょっと合わないテイストなわけだw
序盤から感じた違和感はそれかー。女性の描き方がなんか微妙なんだよなと。とくにエロスの部分。そこも含めてのファンタジーなんだろう。女性でも好きな方は好きそうだけど、わたしは肝心の恋愛部分はちょっと醒めてしまいました(^_^;)
