マシュ麿

シェイプ・オブ・ウォーターのマシュ麿のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞受賞ということで予告を見たときより少し期待値が高くなっていただけにテイストが想像と違った今作品。
下ネタやらセックスシーン(モザイクがAV見てるようで笑ってしまった)も普通にあるしでディズニーの美女と野獣的な物をイメージしてるとギャップを感じるかもしれない。

話としては喋れない主人公にゲイの友人、黒人の同僚に謎の生物に対して白人セクハラエリートといった弱者対強者といった分かりやすい対比がまず添えられている一方で、強者側であるストリックランドもマジョリティ内で勝ち続けることを求められる一個人であり組織の中の一歯車といった存在でこれは現代にも通じる生き辛さを描いているなと。
雑な言い方をすれば社畜サラリーマンが人生を狂わされる様を見せ付けられる話でもある。ただストリックランド自体はかなり嫌なやつとして描かれているし流れとしては自業自得になっていてあまり同情は出来ないのがまた皮肉。

本筋以外では主人公のイライザはとびきりの美人ではないけどしっかり魅力的で可愛くみえるとこでサリー・ホーキンスすごい。
マシュ麿

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