ストーリーの8割.9割は
予想通りの展開、その連続ですが、
この映画は
音楽であったり
小道具であったり
その色彩であったり、
彩りの部分が 明らかに "別格" 。
あまりにも素晴らしい質の映像音楽は
映画開始と同時、
瞬く間に
"ギレルモ監督の映画世界"へと
視聴者を招き入れてしまうー。
スチームパンク的で。
荒廃した世界。
時に生々しい描写。
監督の味は、今作も健在。
この世界観は映画界でも唯一無二の存在感で、
この映画同様、
この世界観に言葉は必要ない。
とにかく、観ればすべて分かる。
映画というものの、
"芸術性"を再認識させられます。
スリービルボードとの一騎打ちが
注目されていましたが、
映画としてのスタイルが
あまりにもかけ離れていて、
どちらも観た後だと、
選考にはかなり アカデミー会員たちそれぞれの
好きな雰囲気や空気感での評価が
大きかったのかなと思いました。
自分も
シェイプオブウォーターの
世界観、空気感の方が かなり好みでした。
それでも、
シェイプオブウォーターには
"あともう少し"を求めてしまう…!
確かに素晴らしい映像美、
アカデミー作品賞 受賞も文句なしの
芸術性の高さですが、
あまりにも展開に予想外がなかったかなぁ。
設定や
そのテーマが、
監督にしか描けない内容なだけに
もっともっと
オリジナルな展開も見てみたかったなぁ。
それをしてしまうと、
監督の描きたいものは描けないのかも
しれないんだけれども…。
傑作！とは、いかないまでも
名作！とは、呼びたくなる
なんだかそう
"愛されて然るべき作品"だと思う。
前売り券買ったのに
映画館に間に合わなかったのだけがもう
悔しったらねーわけです。ほんとに。
この映画を 1ヶ月で打ち切るかい
近所のtohoシネマズさん！
では今回も、
ありがとうございました❗️
