気に入ったのは、寂しげで可憐な音楽と
カラーコーディネートの素晴らしさ。
深いブルーグリーンの濃淡は水中を思わせて神秘的。
主人公は健気だけど、情熱を秘めている。ベレー帽やタップの姿は可愛らしく、手話は時に雄弁。台詞のないサリー・ホーキンスが素晴らしい演技。
悪い人の‘顔’が凄みのある憎々しい顔なんです。少しずつ指が黒ずみ、彼もまた追いつめられてゆく…
彼女はただ出会ってしまっただけなのだろう。
本当に心通じる相手と、探していた自分の居場所に。水を得た魚のように、言葉のいらない世界で初めて呼吸ができたのだ、きっと。
…彼の立ち姿、どうしてもウルトラマンを思い出してしまうんです。
‘大アマゾンの半魚人’、まだ観てないな…