アルテツファード

シェイプ・オブ・ウォーターのアルテツファードのレビュー・感想・評価

3.7
ギレルモ・デル・トロ作品という事で
公開当時から気になっていましたが
やっと鑑賞する事が出来ました

1962年の冷戦時代のアメリカ。
航空宇宙研究センターに
アマゾンの奥地から運ばれて来た
ある「生き物」とそこで働く
発話障害をもつ清掃員女性イライザが出会う
仕事中にひと目を盗んで交流する様に
なった「ふたり」だか.......

お互いを大切に思う気持ちは
決して人と人だけでは無いと思う
一緒に暮らしてる愛犬や愛猫
飼い主が元気が無いと寄り添って
近くにいてくれる
きっと言葉では無い何かを
お互いに感じる事が出来ているのだろう

イライザと「生き物」にも
言葉では無い何かをお互いに
思いやる何かを感じていた

ある出来から「生き物」を救わなくては
と思いったイライザと隣人のジャイルズの会話
ジャイルズ
「だってそれは人間ですらないのに」
イライザ
「助けなければ私達は人間じゃ無い」

人間である事が重要なんじゃない
そう言っている様で心に残りました

素敵なファンタジーであると共に
ラブストーリーだと思います

相手を思う気持ち
時にそれは届かない事もあるけど
そういう思いを持てる心を
いつまで持ち続けていたいと
思わせてくれた作品でした