エアール

アメリカン・アサシンのエアールのレビュー・感想・評価

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)
3.7
核兵器による破壊から
いっちょ救っちゃいやしょう〜

ディラン・オブライエン × マイケル・キートンの顔合わせになりますが
2人ともいい感じに仕上がってました。
オブライエンは最愛の人を無差別テロで亡くし、計り知れない喪失と憎悪から実行犯へ復讐を、その復讐に自分の人生を捧げることを誓う。
そんな彼の潜在能力を高く評価したCIAのテロ対策チームは彼をスカウト、
こうして復讐者からCIAエージェントへと転身する寡黙な男を好演。
一方のキートンは元ネイビー・シールズで、今や新入りをビシバシ扱く鬼教官として知られる。
教官と言えどもまだまだ現役であり危険な任務もお手の物。
オブライエン演じるミッチに対し有無を言わせない上官 ハーリー役を熱演してくれました。

お次オブライエンの婚約者にして
冒頭で残念ながら命を落としてしまうカトリーナにはシャルロット・ヴェガ。
抜群のスタイルにあの笑顔は反則もんですね 笑
彼女の喪失となると、そりゃ復讐ともなるでしょう。

それから忘れてはならない美女をもう1人。
ミッチやハーリーとともに異国の地で
危険な任務に臨む女性エージェント アニカことシーバ・ネガー。
整った顔立ち、引き締まった肉体が色気をより際立たせまして
こちらの魅力も捨てがたいところです 笑


スペインのイビサ島にて
バカンスにきていたミッチとカトリーナ。
彼女に指輪を贈りプロポーズも成功。
これから2人で末永く人生をともに歩んでいけるはずであった…
轟く銃声、被弾し倒れる人々とあちこちから聞こえてくる悲鳴、
惜しくもその平和の時間は終わりを迎える、武装した無差別テログループの手によって。
ミッチ自身被弾するも
何より耐え難いのが愛する人の命が目の前で奪われ、その瞬間をただただ見ていることしかできなかったこと。


事件から1年と半年…
実行犯らに復讐を。
通っていた大学院を退学し、
格闘技、銃撃、徹底して己を鍛え上げ、ターゲットと連絡を取り合い
どうにか合流しようと動くミッチの姿。
そんな彼をマークするCIAテロ対策チームの責任者 アイリーンことサナ・レイサン。
CIAでも接触できなかったテログループと接触することに成功したミッチ、
亡き愛する人の仇と連中を血祭りにあげようとするのだが…


そんな最中発覚する緊急事態
ーーロシアの核施設が襲撃され
プルトニウム15キロがテログループに盗まれてしまう。
核兵器生成と兵器使用による最悪のシナリオを危惧したCIAは
直ちにプルトニウムを奪った犯人らに関する情報収集とプルトニウム奪還に向けて動き始める。
ミッチがエージェントへ、ほいでハーリーによる地獄の特訓、
武器商人による核起爆装置の売買、
売り手と買い手双方を殺し”商品”を奪う計画が
ターゲットに気づかれ計画どおりに事が進まず、
常に一歩先んじてる、神出鬼没”ゴースト”の存在とハーリーとの関係性、
物理学者の拉致、
チーム内に紛れ込む諜報員、
兵器の完成と起爆装置作動、…


黙って何もしなければむかえる結果は死と破壊。
命令に背いてばかり、新入りで問題児のミッチの初任務
ーー最悪の事態を未然に防ぎ英雄となるか、自身も含め多大な犠牲者を生む羽目になってしまうのか…
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