ワルキューリ

アメリカン・アサシンのワルキューリのレビュー・感想・評価

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)
3.7
アメリカンってホント核テロネタ大好きねー
かく言う自分もキライじゃないんだけど、だいたいラストはお決まりのように爆破寸前で赤か青のコード切って防ぐのよね…

なんつって軽く見たけどなかなか良かったっすよ。冒頭から相変わらずステレオタイプの中東でどーしたもんかとなったけど、そこをすっ飛ばすことで「え、これで終わり?」…ミッチの心境をオーバーラップさせられます。

恋人を殺された復讐心で生き永らえてきたミッチはまさに幽霊(ゴースト)。MI6じゃないですが、ピンチになっても当局は関知いたしません。そんな彼が教官ハーリー(マイケル・キートン)の元で一人前のスパイになる!...が普通なんだけど、どうにもこうにも困ったちゃんの彼は全然言うこと聞きません。
普通ならここで組織から切られるんだけど、女上司は大して気にしないんですね。まあどうせ駒だからってことなんでしょうが、あんな大騒ぎ起こすのは流石にやべーのでは。特にラストのアレ、いや助かってないよね(汗)

今回のテーマ「感情を捨て、愛国心を持て」
明確には言及されていないが暗に中東へのアメリカの介入と、それに伴う悲劇の数々が織り込まれている中でこの言葉の意味は何なのか。