夏色ジーン

悪と仮面のルールの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

悪と仮面のルール(2017年製作の映画)
2.9
感想川柳「『悪になれ』 そんな事を 言われても…」

レンタル店でパッケージ借りでした。。φ(..)

財閥・久喜家に生まれた文宏が10歳となった。狂気であり、巨悪である文宏の実父は、文宏の出生の秘密を息子に告げる。それは文宏が純粋悪となることだけを望まれて生まれた存在で、さらに「悪」となるための教育として、14歳の誕生日に「お前に地獄を見せる」というものだった。その日までに1年を切ったある日、文宏は思いを寄せ合う久喜家の養女・香織が父の手によって汚されるという、地獄のごとき光景を目の当たりにしてしまう。香織を守るため文宏は父を殺害するが、その行為は、父が望んだ文宏が悪に近づくことでもあった。次第に歪み、憎悪する父の面影を宿していくことを恐れた文宏は、香織の前から姿を消し、新谷弘一というまったくの別人として生まれ変わる。10数年後、新谷弘一として香織を陰から見守る生活を続けた文宏は、久喜家の本質とも言える「巨悪」に遭遇する…というお話。


先日見た『去年の冬、きみと別れ』の中村文則さん原作小説の映画化です。( ゜ρ゜ )原作は相変わらず未読(/≧◇≦\)

あらすじを読んだ時点ではかなりダークな内容だと思いましたが、実際はそこまで残酷でも恐怖を覚えるほどでもなかったです。(´・c_・`)

ただ場面場面の肌の質感が印象的。Σ(゜Д゜)特に光石研、柄本明、中村達也の三人。あえて汚い質感を強調したようで、役柄ともマッチしてる。


想像とは違いましたが、引き込まれる『何か』は感じました。( ̄ー ̄)この世から決して無くならない『戦争』や『悪』に関して、1つの考えを提示されたような。そもそも『悪』なんて存在しなくて、『狂』なんじゃないかとも思う。

ラストもサラッと終わるかと思いきや、意外と長尺(;゜∀゜)さらにダークなイメージが薄れる結果に。

主題歌の『追憶のふたり』も割と好き。(*´-`)


気になるセリフ
『いい加減な言葉にばかり触れていると、自分までそんな風になりそうで、ちょっと嫌じゃないですか?』

んでまず(^_^)/~~