jaja

彼女の人生は間違いじゃないのjajaのレビュー・感想・評価

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あの日が来るまでは、彼らも我々と変わらぬ当たり前の日々を過ごしていたはずだ。笑いの絶えない幸せな毎日だったかどうかは分からないが、普通に喜怒哀楽のある毎日だっただろう。それがあの日を境に、街の風景も人の心も一変してしまった。街は少しずつきれいになっていっても、トン袋だけが増えていく。まるで、人の心に沈殿する澱のように。だが、この国に暮らす以上、他人事ではない。明日にも我々の身に起こり得ることなのだ。渋谷の街の喧騒と被災地の仮設住宅の対比はそのメタファーである。
jaja

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