ダビンチ

彼女の人生は間違いじゃないのダビンチのレビュー・感想・評価

4.0
震災後の今を正面から描いている作品だと思った。
心に傷を負いながら何か希望を見い出すために必死にもがいて生きているのを肯定している作りが好意的でした。
一歩引いたところからしっかり捉えているカメラが印象的。
カメラを通して、登場人物たちに寄り添うことはできてもその人たちの気持ちを完全に理解できたりその人たちの代わりにはなる事はできないんだと教えられてる気分になった。
主人公を演じた瀧内さんが体当たりの演技で素晴らしかった。
ラストの空白にあなたは何を思いますか?
と問われている気がした。
こういう特に何も起こらず淡々と物語が進んで行くけど観終わった後に何かが残る映画が大好物だったりします。
ダビンチ

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