長編デビュー作『なまず』で注目の韓国の若手女性監督イ・オクソプ。公私にわたるパートナーであるマルチ・アーティスト、ク・ギョファンとのコラボによるユニークな短編。(JAIHO配信中)
夢を諦めかけた/諦めた二人の男の物語。
革細工職人になるためイタリアに行っていたソンファンが帰国。後輩のギョファン(ク・ギョファン)が彼女の車で迎える。
ギョファンは映画監督になる夢を諦め、建設機械操縦士の免許を取得した。
革職人になるのを諦めたソンファンもクレーンかショベルカーの操縦免許を取ると決め、ギョファンに普通自動車の運転から教えてもらいながら、夢を諦めることについて語る。
ラジオからは「夢が変わるのは恥ずかしくない。恥ずかしいのは夢がないことと、夢を言い訳に人生を台無しにすることだ。」(『バンガ?バンガ!』のヨク・サンヒョ監督の言葉)
その後、SNSのメッセージを送るソンファンだがギョファンから返信がない。
無事ショベルカーの免許を取ったソンファンに、ギョファンから「実はベルリンに行ってました」と、やっと返信が来る。。