後篇を見たあと
バリカンからのボディブローを喰らったかのように
しばらくズーンとなったりボーっとしたり
あゝ荒野
気がつけば、荒野に立たされていました。
登場人物たちも、それぞれの荒野に立たされているのでしょう。
ただの通行人やデモに参加しているたちも含め、それぞれが持っている荒野
「関係ないよな」
つながり
劇場では、途中からずっと鼻をすすっている方がおりました。
以下ネタバレ、というか
たまたま聞いたラジオCMで知ったのですが
劇場で公開中でありながらDVDを発売するなんて大胆な戦略。
劇場公開はR-15作品で11月01日に販売されたDVDはR-18作品らしい
どんな違いがあるのだろう、機会があれば見てみたい。
誰を注目して見るかで作品の味わいも変わってくる
特に女性たちを中心に見ると、また違った荒野が見えてきそうだ。
行き着く先が死、とするなら
みんな死にかけで、死に損ないで生きている人間
それと
ま、タオルは取らないんだろうな、と油断していたら
なんと今野さんまで、、、ありがとうございます。
ほとんど前情報を入れずに見ていたのでビックリ
男はリングで乳首をさらし
女はベッドの上でさらす
しかしそれはすべて表面上の裸に過ぎず
身も心もボロボロにズタズタになりながら踏ん張って立ち続ける、それぞの生き方
パンチの数を何ととらえるか?
すべてを失ってから
相手を思うがゆえに自らの手で、さらに失って
こっちを見つめる視線
これから彼はどうなるのだろう
汚いと表現された、この国も
朽ち果てるまで荒野は広がる
追記2017.11.10
ついTSUTAYAレンタルで借りてしまう。
一週間前に劇場で見たものが家で見れるなんて、何かイケナイ事をしたような気分になる。