このレビューはネタバレを含みます
ボヘラプ、やっと見た!
ただただ、小さくて出っ歯で変わり者のフレディーが可愛い〜って最初見てた。
印象に残る場面を綴る。
後半部分、ポールの思惑で外との繋がりを断たれ、何かが壊れそうになりながら仕事するフレディーの元をメアリーが訪れた。
子供ができた、
ポールと離れて、
決して愛に満ちた再会ではなかった。
元妻はもう自分だけを見てくれない。
発狂するでもなく、メアリーから目を離さず"お願いここにいて。"そう懇願するフレディーに、壊れそうな人の心の叫びを聞いた気がした。
メアリーに別のパートナーがいる以上、嫌われたくないってブレーキがかかったのかもしれない。あの狂った状況でよくもちゃんと言葉で伝えられたなと思う。
"妊娠おめでとう。嘘じゃないよ。"
どんなに常軌を逸しようとも愛する人の目線に合わせて思いを伝える繊細さを感じた。
使命感にも似た感覚を携えて ただ作り歌う事に命を注ぎ生きる者。
命を賭けた人が見た世界。
言葉にできない。
でも良いものを見た。