【期待はずれ】
首都圏に遅れてようやく当方の住む地方都市の劇場にもかかりました。
期待が大きかったので、がっかり度も高い、といったところ。
この映画、基本的なアイデアはきわめて単純です。
それを引き延ばしに引き延ばしている。
いや、アイデア自体が小さくとも、そこに盛り込まれた他の部分が大きければ問題はないのですが、この映画、そうじゃないんだな。
或いは、この映画、女性の同性愛を肯定し、男性嫌悪を打ち出した映画であるかもしれません。詳しく書くとネタバレになるから省きますが、作中で結局誰が死ぬのかを見れば分かると思う。
何にしても、ヒロインの生き方に強い共感が持てるわけでもないし、どこか行き当たりばったりの印象を残す作品でありました。
唯一の見どころは、ヒロインを演じるエイリ・ハーボーの魅力でしょう。この映画はそれで持っているみたいなもの。なので50点。彼女がヒロインでなかったら30点かな。