つぁんは毒育ち

X-MEN:ダーク・フェニックスのつぁんは毒育ちのレビュー・感想・評価

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
4.0
いつも通り、高くない評価なので期待をせずに見たら意外と楽しめました。眠い中コーヒーを飲んで見た価値はあったかな。

今作はX-MENファン目線だと全体的にしっくり来ない内容だとは思います。過去作との繋がりや敵の正体、パワーの概念なんかがわかりにくいです。ストーリーそのものがX-MENっぽくないけど原作には文句は言えませんね。
『フューチャー&パスト』などの化け物作品と比べたらはっきりと劣るので、そういうレベルにないことを事前に承知で比較せずに見るべきかもしれません。
フューチャー&パスト、あれは本当ヤバすぎますんで。同額の制作費なのにクオリティが桁違いです。

自分はホラーっぽい要素が好みなので、今作に漂うやたら暗い雰囲気が結構良かったです。新ジーンの無機質っぽい整った顔立ちもニーズに合ってました。
無理な願いですがいっそ年齢制限をかけるくらいキツいグロい内容にしてしまえば作品としての価値は高まっていたと思います。時間もあと30分長くして細かい設定を追加して描いていたらなって。
鑑賞時はたまたま難しく考えずにありのままを感じるような軽い脳の状態だったのも良かったのかな。あれこれ誰だっけ?→まいっか♪みたいな。
制作費の多くは映像に注ぎ込まれているのか、アクションシーンはなかなかのものです。今作に限ってはシンプルに映像を楽しむのが1番でしょうかね。

これを最後に制作の親会社が変わってしまうそうですね。自分はマーベルより断然X-MEN派で、特に新シリーズが好きで良い体験をさせてもらっただけに少しさみしいものがあります。
あのデカい会社の色があんまり好きじゃないんで心配になります。丸くなったり、何か色々配慮しておとなしくなったり。
とりあえずフューチャー&パストだけでも買おうかな!
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