このレビューはネタバレを含みます
10年間勤めた保険会社を突然解雇された中年リーマンが失意の中通勤電車に乗ってると「ちょっと探して欲しいものが」と謎の女性に声をかけられ、高額の報酬に目が眩み引き受けるが?
今や最強オヤジの名を欲しいがままにしているリーアム・ニーソンのサスペンス・アクション。
冒頭さらっと流された市職員の自殺事件が重大なヒントだったり、少ない情報の中あれこれ模索して指定の人物を探すくだりや裏側に隠された真相が徐々に明らかになっていく展開などなかなかスリリング。
途中途中に近接戦闘が挿入されており、中盤のヒットマンとの戦闘はワンカットに見せる演出がされており見応え十分。
後半は映画違うんじゃね?っていう感じでもはや暴走特急の展開だったけれど、このくらいの荒技許容範囲内。
ラストもうまくまとまっており、散々ヒステリックに主人公を煽るだけ煽って雲隠れしようとした女性を見つける展開と「そう言えば仕事解雇されたんだけど?」の決着をああいう形でつけてくれているので実にザナミロ&スカッとサワヤカの笑いが出てくることだろう。
細かいこと気にせず楽しめる作品だった。