三木孝浩監督作品を遡って鑑賞している。
彼の得意な微妙な恋愛模様と青春に今回はジャズが加わる。
たまに聴くがジャズの即興ってやっぱりいいな。
どうやらこちらも同名の漫画が原作とのこと。
最初アート・ブレイキーにサウンド・オブ・ミュージック?と思ったが1966年の長崎は佐世保が舞台ということで納得。
セッションでの軽快な音と若さ故の悩み。家族に恵まれなかったが音楽で繋がる2人の友情。クラシックでもロックでもなくジャズなんだというところが好き。
随所にうまさがあり、やはり得意分野なんだなと再認識させられる。ただ、しかし偶然にしてもあんなタイミングでアクシデントに見舞われるものだろうかと思ったりもした。何か予定調和な感じもあったような。
ラストがなんとも憎い演出だったな。
小松菜奈の歌声が聞きたかった。