検察側の罪人のくろすけのネタバレレビュー・内容・結末

二宮さんも木村拓哉さんもすごかった。

予告とインタビューぐらいしか事前情報がなかったので沖野が熱血で真っ直ぐな役柄だとは思わず驚いた。
予告で予想していたことを軽く越えてきたイメージ。
取り調べのシーンは迫力すごいし、そのあと吉高さんとの表情とか二宮和也の演技力の高さを再確認した。
番宣ではダブル主演？と思うほど木村さんとセットででてるけど、重要なキーパーソンであるところが崩れなかったのも一重に二宮さんの力であるんだろうなと。

違和感を感じさせない、そこに本当に起こっていることを見せられているかのような、作られたものを感じさせない映画だった。
取調室の外では声が聞き取れにくかったり、言ってることが聞こえないリアルさ、いつか二宮さんが雑誌のインタビューでいってたリアリティーがそこにあった気がする。
普段、ドラマを見てるときはやはり台詞が聞こえないと話が読めないので伝わるように話してほしいって思ってていまも思うけれど、台詞が聞こえづらいことで、生々しさと現実として説得力を与えることがすごくわかった。
聞こえてほしいけど、何いってるかわかりたいけど！！

映画としては結末といい、意見が別れそうだけど私は木村拓哉さんと二宮和也さんの力を感じられて大満足だった。
ただ途中の音楽でなんでそれ流す？と思うテンポが音楽で無理やり変えられている気持ちにさせられたのは残念。
あとあの踊る人たちは原作にもいるんだろうか。必要なんかな。