めたわに

ミスター・ガラスのめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

アンブレイカブルからスプリットを経て20年。やっと完結。シャマランがやりたかったことというより、言いたかったことを本作で表現しました、みたいな作品。

アンブレイカブル→最高!
スプリット→あぁー面白いかもね。
ミスター・ガラス→眠い

あくまでも私の感想です。
作品の雰囲気は、地味でインキャなシリアス系Xマンと捉えればOK。
しかし根底にはシャマランの沸々とした想い(怨念)があり、それはアンブレイカブルから終始一貫しているのだろうが、アンブレイカブルがオモシロ過ぎてそれ感じ取る感度が鈍っていた。が、スプリットと本作で感度がビンビンに研ぎ澄まされてしまった。

CCAによるアメコミの検閲&特異体への畏怖・迫害へのアンチテーゼ。
この辺は、余程のマニアを除き、アメリカ文化やアメコミに詳しくない非アメリカ人には感じにくい感情と思われるが、マイノリティーに対する迫害差別と似たものと考えるとアメリカでは日常的な大きな問題なのかもしれない。

精神分析医エリーと属する♣組織は、その弾圧する側(アメコミに対するCCA)であり、ガラス、ダン、ビーストは「ヒーローであろうと悪役であろうと関係なく、バランスを崩す者は正す」対象とされている。本作までの2作で善悪に関わらず活躍した異なる3人を真っ向否定し、最後にはしかし彼らという犠牲を払いながらも特異体(マイノリティー)にも希望が…



レビューを書いていてやっと目が覚めました。
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