ローズマリー

死霊館のシスターのローズマリーのネタバレレビュー・内容・結末

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

80本目。
怖さレベル 3
評価低かったけど伏線がしっかり貼られていて中々面白かった。成る程、死霊館の最初の農夫もここから繋がるのかぁいいね。またエンフィールド事件の印象が強すぎて怖さレベルはほとんどない。ヴァラクの狡猾さの本領発揮はエンフィールドだな。
1952年ルーマニア 聖カルタ修道院で2人の聖女がやるしかないと言い十字架を持ちながら神はここで死すと書いてある部屋に入っていく。十字架を持っていた女性が血だらけになりながら鍵をもう1人に渡そうとし憑依して逃げる気よ、次は貴方を狙う、支配されないでと言うと魔物みたいな声と共に暗闇の中に引きずり込まれる。火の灯る燭台が次々と消え十字架は逆にそして燃え…ある男はカラスが異様に鳴いているので恐る恐るそちらの方へ向かうと修道院の入り口で自殺している女性を見つける。
英国ロンドンでは土地勘がある為推薦された志願生アイリーンがいた。ルーマニアのビエルタン村に住んでいるティローの元へバーク神父とやってくる。このティローという男が自殺した尼僧を見つけた人で悪夢を見ている。通称フレンチー。神父と尼僧はフレンチーに頼みその修道院まで案内してもらう。自殺は調査の一環であくまでも神聖かどうかをバチカンは調べたいと敷地内に入ってから初めてアイリーンはバーク神父から聞かされる。フレンチーが遺体がカラスに突かれないように配達物を置く冷却室に寝かせておいた死体が動いている、俺は寝かせただけだ座らせていないと。…??ここでバーク神父は医学的な見解を述べるのだが神父なのに悪魔信じてないの??って感じでなんとなく違和感があった。3人はその遺体を墓地のような場所に埋葬。墓石には鈴が置いてあり生き返った場合に鈴を鳴らすことで生存をアピールするのだという雑談もした。埋葬が終わると3人は修道院のなかへ侵入。進んだ先には顔の見えない老女の修道長が座っており修道長に自殺の調査の手伝いを求めるがなんか都合が悪い感じ。許可も取らずに埋めたの?など英語ではない言葉で言う。その日は修道院のみんなで徹夜の礼拝をする日と定められていたため来客用の部屋に宿泊のうえ後日協力という話になった。アイリーンとバーク神父は宿泊、フレンチーは帰宅して後日迎えに来ることになったものの帰り際にヴァラクっぽい尼僧を見かけ声をかけ追いかけていくと凄まじい音と共に木の枝にぶら下がるような感じで人がぶら下がり落ちた瞬間悪魔みたいな顔で叫び覆い被さり襲われる。逃げ込んだ場所は至る所に十字架が刺さっている場所で魔除けだと言いながら一本抜いて持って帰る。
宿泊中の同室でアイリーンとバーク神父が会話。アイリーンはフォーン司教が恩人と言い過去を話す。幻覚を見て父に見放されたと。幻覚は様々だったが最後には必ず同じ言葉が浮んだと言う。それは「マリア様が示す」と。バーク神父に関してはもともと教会に関係する悪魔や怪奇現象などを扱う仕事をしていたと言う。そして心残りの事案があった。それはとある少年が悪魔に憑依されたときのこと。ダニエルという名前の少年が悪魔に憑依されたためバーク神父は悪魔祓いを実施したが儀式の最中にダニエルが深い傷を負い後日亡くなってしまったよう。話のあとバーク神父はダニエルの幻覚を見て追跡。このシーツを捲って前に進んでいくシーンも中々怖かったけどここでは何も出てこないのかい。墓地のような場所にたどり着くとダニエル?の口から出てきた蛇によって棺に入れられ生きたまま埋葬されてしまう。んー?バーク神父の墓と書かれているのには驚いた。一方アイリーンは寝ていたものの目が覚め修道院を歩く。すると鏡の前で後ろに誰かの気配を感じ後ろをむくがおらず次の瞬間肩をガシッと捕まれシスターの悪魔みたいなのにグワァとやられ鏡が割れる。その後は鈴の音が聞こえた為墓地のほうへ急いで向かう。しかしアイリーンの前で一斉に鈴がなり始めたためバーク神父の棺を発見しにくかったものの透視のような形で発見。バーク神父はなかで悪魔に襲われていたが間一髪のところで救出。なぜ棺の中に?とアイリーンに言われたバーク神父は邪悪な力が動き始めていると言う。また棺の中には1冊の本も一緒にあったのでこの本に答えがあるかもしれないとバーク神父は言う。
翌日、自殺した場所では血が増えていた。出直してきた2人は出迎えさえなかった為アイリーンが修道長を探すとバーク神父にいう。するとバーク神父から鍵を手渡され何の鍵か探ってと渡される。人影を追って行くと礼拝堂のような場所で祈りを捧げている修道女ルースがいたので話しかけるが反応はなくお祈りをずっとしている。体に触れようとすると「ダメよ、1秒たりとも中断できない、何世紀も祈りを続けてる、尼僧が交代で礼拝するの」とシスター・オアナが現れてそう言われる。
ブラック・ベアというお店でフレンチーは飲んでいると鏡を覆っているのを見て何故か聞く。すると鏡を見たらこの世に留まってしまうから鏡を覆い死んだ時の慣習だと返ってくる。誰が死んだのか聞くと12歳のルカの娘が納屋で首を吊って自殺したと。お店の人に一体どうなっているんだと聞くと「アディの作物は枯れた、幼いステファンは盲目に、全部修道院のせいだ、悪魔が棲みついて村に災いをもたらす、よそ者を連れて行ったろ?」とフレンチーは聞かれ明日迎えにいくと言うと2人も死体で見つかるとお店の人に言われる。
バーク神父は1人で悪魔ヴァラクについて調べていた。と突然凄い物音がし閉じ込められた?
それからアイリーンはオアナに連れられ場所を移動し自殺したのはシスター・ビクトリアと言うことと修道院にまつわる歴史を伝えられた。ビクトリアのことを話そうとするとたった今閉めたはずのドアが開き外部との接触を制限されているので話すなという尼僧もいると言うとオアナは言い結局これは本物の人間だったのかな??
聖カルタ修道院が建設されたのは遥か昔、暗黒時代の頃。カルタ公爵が建設したこの修道院では公爵が悪魔を呼び出そうと何度も魔術・儀式を行う。その結果カルタ公爵はこの世と悪魔界を繋ぐサークル状の扉を開くことに成功。その直後に教会の騎士が現れて占拠されキリストの血、聖遺物を使用することで悪魔の封印と扉の施錠が行われた。その時から教会は修道院を管理すると共に悪魔を再び出さないように礼拝が行われ始め何世紀も悪魔は出てこなかった。それが近年、戦争によって受けた被害により悪魔が開放。ヴァラクが現れて修道院や周辺を襲い始めたとのこと。なお、シスター・オアナは悪魔がヴァラクということは知らず修道女姿という認識のみ。しかしアイリーンに夜中に出没して尼僧の姿をしているけどあれは悪魔、全員見た、幻を見せて人の心を弱らせる、尼僧に紛れて1人残らず襲う気よ、つまり地獄の門が開いた、それでビクトリアが自殺…と涙ぐみながら話していたところに礼拝の順番が来たと言わる。終生誓願を立てていないなら部外者です帰りなさいとアイリーンは言われるがオアナが門は全て閉まっています、明朝に開くから今夜は泊まってと言ってくれる。アイリーンを客室に戻した時に自殺した修道女のカギの件を聞いたものの答えは分からなかった。そして部屋に鍵を誰かにかけられる。
バーク神父は相変わらず1人で調べているところに中に入る通路はありませんと言う声が。修道長?ビクトリアが持っていた鍵が何か聞くがシスター・アイリーンは死ぬと言い残し火が消え真っ暗の中修道長の声がする椅子の方へ近づき手を伸ばすとガッと掴まれ払い除けるとそれはミイラ化した手だった。
客室に待機していたアイリーンはいつも見ていたと言うマリア様が示してくれるという幻覚?夢をみてから何か囁いているのが聞こえ誰なの?と聞くと神の救いをとオアナがいて「神はここで死す」と書かれた扉のある通路に移動する。そこで修道女の姿をした悪魔ヴァラクに襲われながらも逃げ礼拝堂のような場所に行く。ここの襲われるシーンはそんなに怖くない。ヴァラクに口を塞がれたと思ったがそれはオアナで悪魔は力を増しているので祈りを続けないと、礼拝堂に行ってと言われる。礼拝堂では必死に祈りを捧げるシスターと横ですでに亡くなっているシスターもいた。因みにオアナも横たわってる。ほかにもシスターが集まり始めアイリーン含むみんなで祈りを開始。直後アイリーン以外のシスターは見えない力で吹き飛ばされアイリーンだけで祈る。アイリーンの左肩が切られたような形で五芒星が出現したころバーク神父とフレンチーが合流。襲われながらもフレンチーは長銃で霊を吹き飛ばして混乱を収める。それから落ち着いて回りを見るとシスターの姿は皆無。さらに遺体を確認してもミイラ化しているだけ。どうやら悪魔の能力によりアイリーンを含め3人は幻覚を見ているだけだった。
悪魔ヴァラクは人間に憑依することで修道院を出ようとしていると知った3人。そこでアイリーンは本格的にヴァラクを封印するべく立ち上がる。バーク神父が聖書を読み上げ十字架を悪魔にかざし悪魔は炎に包まれる。地下を調べる前にアイリーンは見習い修道女だったのでバーク神父の代行のもと終生誓願を実施。晴れて未来永劫の修道女になった。そして3人は悪魔の扉がある地下に移動。その場所を開くためにはマリア様が示す場所そこにカギが必要でそれが自殺した修道女が持っていたもので開けた。アイリーンとフレンチーはそこに入るがバーク神父はダニエルの口から蛇が出ているやつや黒い修道女に襲われて立ち往生。その間にアイリーンは床の五芒星におびき寄せられる。フレンチーがアイリーンを追いかける形で一緒に行っていたが一瞬で見失ないグワァアと何者かに驚かされる。
一方アイリーンはシスターの気配を感じ話しかけた途端壁に飛ばされる。アイリーンはそのまま進むと水辺に来ており顔に布をかぶせた大量にいる修道女に出会う。そこでフレンチーはアイリーンを見つけ出そうとしたものの普通にどれがアイリーンか分からず失敗。床の五芒星に捉えられているシスターがアイリーンかと思い触るが失敗。ここでのセリフ気になる。ヴァラクが「お前の人生は失敗だらけ」と言うのだが何を指しているんだろう。愚か者は消してやる、関わったのが間違いだ、フランス野郎とヴァラクが言うがフレンチーはフランス系カナダ人と言い右手でヴァラクの顔を押しのけると苦しみだし本物のアイリーンになる。2人で逃げようとしたがヴァラクはフレンチーを殺そうとする。一方のバーク神父も蛇男にやられそうになるが撃退。アイリーンはヴァラクに水辺に吹き飛ばされておりヴァラクが飛んできて溺死させられそうになるがキリストの血が入っているものを割りキリストの血を口に含んで吹きかける。(因みにこれを使いこなせるのは神に嫁いだ者だけ)ここのシーン有名。結果ヴァラクは苦しみ始め悪魔の扉が閉まって消えた。(本当は消えていない)アイリーンはフレンチーの人命救助によりなんとか息を吹き返す。そしてフレンチーの本当の名前を聞くとモリースと返ってくる。
修道院に平和が戻り現場を後にするアイリーンとバーク神父。モリースは農夫になりたいと言うがうなじの辺りには十字架の逆さの絵が描かれていた。あぁ、なるほどヴァラクはモリースに憑いて外へ出てしまったのか。そして死霊館でのロレインがとある農夫の透視を行ったところ1週間何も食わず飲まずで引きこもるほど恐ろしいものを見たというところに繋がるのかぁ、面白い。でも怖さはエンフィールドが圧倒的だったのでそんなに怖くなかった。ヴァラクの印象も低い。
え、でも待って…前作アナベル 死霊人形の誕生で誰かわからないと言っていたシスターについては触れないんだ…ヴァラクなんだろうけどよくわからない。後今回の作品はよく十字架が燃える印象だった。

ネタバレコピペ
   ↓
・なぜ最初の人自殺した?→修道女(キリスト)は自殺が禁忌であり悪とされています。それにも関わらずオープニングの場面では修道女が自殺している答えは悪魔ヴァラクによる体の乗っ取りを防ぐため。まず最初の場面では2人の修道女がどこかの廊下を探索。この2人の目的は悪魔を封じめることであり、キリストの血を持っていました。ただ1人はやられて失敗。ヴァラクは体に憑依できるほか修道院からの脱出を目論んでいたため、修道女はそうさせないように禁忌である自殺を選んだとのこと。
・実は…修道院に物資を運ぶ際、自殺した修道女を目撃したフレンチー。アイリーンたちと共に修道院を回ることになった彼ですが、とある場面で乗り物と一緒に映ります。その乗り物についているナンバープレートをよく見てみると、「6-VA-01-LAK」と書かれています。このナンバープレートから数字とハイフンを除くと「VALAK」。つまり映画に登場するヴァラクのことを示しています。
ローズマリー

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