このレビューはネタバレを含みます
よく雨が降る映画。
うーむ。
邦画らしいと言えばいいのか。
驚きはない。お決まりというか。
ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」のような洒落た楽しい作品を期待して観たのだが、それとは違う。
楽しくない訳ではないが、邦画特有のお決まりの展開。感動させることだけが、映画の素晴らしさじゃない。それこそ、お洒落で楽しい作品を観て、楽しい気分になれることも映画の素晴らしさでもあると思うのだが。邦画はどうも感動させよう、泣かせよう、とする。
題材もテーマも好みだっただけにちょっと残念。
脚本の中の虚構という世界だからこそ許容できる範囲だったものが、「実は現実でした」では、観ているこちらとしては、冷める。私は冷めた。
悪くないが、なんか惜しい。
星は3つ。
あと、虹のくだりの前振り感よ。
男が簡単に下を向くな
下を向いてたら、今しか見えないぜ