内容の良し悪しは後述するとして、60年代の日本映画文化を知られるところが印象的だった。
今でこそ、イケメンといえば坂口健太郎のような塩顔が主流だが、昔は北村一輝のようなホリの深い醤油顔だったり…。
私たち遅れてきた映画世代は、Blu-rayやDVD、配信で気軽に観られるが、昔は映画は映画館でしか観られなかったという、至極、当然といえば当然なことを認識して、感動してしまったり…。
映画好きなら、誰しもあると思うが、本当に「私だけの隠れた作品」「私だけのヒーロー・ヒロイン」に酔いしれて、カスカスになるくらいその作品を観込んだり…
あと和製オードリーを演らせるなら、たしかに綾瀬はるかしかいないだろう。オードリー同様綾瀬はるかの可愛さには、不思議な破壊力がある。
さて、内容…、『カラー・オブ・ハート』『ラスト・アクション・ヒーロー』『クレしん夕陽のカスカベボーイズ』
『ローマの休日』の良いところを切り取った感じ…。
前半部の映画愛に満ちたストーリーのまま、突き進んで欲しかったが、やっぱりそっち行っちゃったか~、そりゃそうだよな…と。
決してつまらなくはないし、ラストはなかなか泣けるので、ヒマだったら…。
2020.104