Ren

不都合な真実2:放置された地球のRenのレビュー・感想・評価

4.4
【AN INCONVENIENT SEQUEL : TRUTH TO POWER】




「環境の危機に取り組むことは民主主義の危機と闘うことだ」

「これは我々への警告です。気候変動は真実で人間は弱い。」

「気候変動の責任は誰か?」

「我々の家はここだ。」

「最後のノーのあとにイエスがある そのイエスこそが未来の頼みの綱だ」

“偽りは永遠には続かない”





【不都合な真実1】では地球温暖化の凄まじい速度と及ぼす影響の甚大さを明確に教えてくれた。
【不都合な真実2】では10年経った2016年、温暖化対策への動きは着実に積み重なって大きな波となってきた一方、政治や石炭エネルギー会社、そして開発途上国の温暖化に対する軽視姿勢を浮き彫りにしている。

確かに今2021年は脱炭素への流れが目に見えて加速してる。
【不都合な真実2】はパリ協定前後のフィルムだけど、数日前にバイデン政権はパリ協定に復帰する署名をした。このフィルムは《今》地球の現実を再認識するには絶好の機会かもしれない。

COP21の時自分は高校3年生でパリ協定について熱心に議論したのを覚えてる。
気候変動の責任は先進国にあるのか?発展真っ最中の途上国がその責任の一端を担うべきか?

パリ協定の締結にアルゴアがこんなに尽力していたとは知らなかった、、。彼の姿勢と熱意の賜物。本当に尊敬。

好き嫌い関係なく、トランプ“前”大統領が環境保護から背を背けたのは、逆に温暖化に対する人々の意識を高めたのかもしれない。





いつものようなレビューではなく真面目なことを並べてきたけど、大切だと思ったことはこの2つ。

①気候変動は甚大で急速だけど人間が止めることができる、変えられる
②フィルムが持つ力は凄まじい
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