前から気になってたので鑑賞。岩松了が黒い汗を流すところは笑ったし、光石研と何度も揉めるところも面白かった。田舎の美しい風景とせせこましい人間関係が交互に出てくるのも好印象。
ただ主人公の心の動きと、特にめんどくさそうだった岡山天音が演じるキャラの感情の流れがもうひとつ消化不良気味かな。小野花梨のパンチラにはなんか意味があったのだろうか。あとさ、夏に人が死んだら安置してる部屋は締め切ってクーラーがんがん効かせるもんですよ。腐っちゃうから。
ちょっと引っかかる部分もあるものの、全体的には退屈せず楽しめた。森ガキ侑大監督は今後も“死”をテーマにしていくのかな。もうすぐ公開される『さんかく窓の外側は夜』は心霊探偵の映画だし。なんにせよまだ長編映画は2本しか撮ってないわけで、この監督の今後は気になる。『さんかく窓』も観に行こうと思った。