夏のエストニア。
美しい自然に眩しい天候に可愛い町並み。
そんな素敵な田舎町で描かれるのは、銃で撃たれ昏睡状態となった息子を自宅介護する母親の苦しみと苛立ちの日々。
この対比がまず面白かった。
息子を撃ったのは誰なのか、お金はどこに消えたのか、謎は深まるばかり。
昏睡状態の息子の見舞いに、友人、恋人、同僚、教え子などが来るけれどみんなが犯人に見えて怪しい。
母親の息子の介護シーンはとても大変そうで、自宅介護の苦しさが十分に伝わる。
でも物語が進むに連れて「何かがおかしい」って、違和感にモヤモヤ。
お話は淡々と進むんだけれども、モヤモヤは少しずつ大きくなるばかり。
ラスト5分くらいでまさかの展開にモヤモヤから一気に緊張感が走る。
そして緊張感とショックがピークになった瞬間にエンドロールが流れたので「うわぁぁぁぁーーーーー……」って完全に打ちのめされしまった、、
KO負けしてしまったー。
あの終わり方は卑怯だ、、、この卑怯さは最高すぎるよ。。ありがとうありがとう
自分は、美しい庭やお家にウットリしながら鑑賞してたけど、主人公にとってはその家が牢獄みたいなもんだったんだ…って思うと、あまりにもやるせない。
万国共通の「母親像」ってのをこの映画では逆手にとっていて苦しかった、、
真相がわかるとまた最初から見返したくなるね。。
面白かった!!!!!
これ、日本公開ないからネタバレ思いっきりしたいけど多分したらダメだもんね、、
ううううう話したい……!!!
#少しネタバレ
#少しだけネタバレ
#ちょっぴりネタバレ
結局、消えたお金の行方がわからないままってのも凄く素敵な演出だった。
私はそもそもそんなお金はなかったって思ってるんだけど、隣にいたマダムコンビは「多分お金の場所は〇〇じゃないかしら」って言ってたから人によって答えは違うんだろうなぁ。他の人々の意見も聞きたくなったなー。