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ジャスティス・リーグ:ダークのMASHのレビュー・感想・評価

3.5
パッケージにはデカデカとバットマンがいるが、実質ジョン・コンスタンティンが主人公。ジャスティス・リーグでは解決できそうにないオカルト事件が発生。バットマンはコンスタンティンに協力を仰ぎ、ザターナ、デッドマン、エトリガンと共に謎の事件の解決に挑むというお話。ジャスティス・リーグのメンバーに比べるとメジャーとは言えないVertigo出身のオカルト系ヒーローが観られるという時点で嬉しいところ。

一応オカルト系サスペンスみたいな体を取っているが、どちらかと言えばアクションとキャラを楽しむ作品になっている。前半はそれぞれのキャラの説明が多くややダラけるが、中盤からはアクションに次ぐアクション。完全に魔法やらなんやらの戦いの中で、ストーリーにもアクションにもついていけないバットマンがなんかかわいい(笑。また、メジャー系のヒーローとはまた違う各キャラ秘められた物悲しいバックグラウンドもまた良い味を出している(エトリガンとかスワンプ・シングとか)。

ただやっぱり非常に駆け足な展開が気になる。一人一人のキャラは非常にいいのに、紹介もその結末も全て尺が足りていない。コンスタンティンとザターナの関係、スワンプ・シングの存在、エトリガンとジェイソンの友情など。下手に良い要素がある分、謎解きが中途半端なのも相まって、観終わった時の満足度が低くなってしまっている。

今まで観たDCのアニメ作品の中ではかなり面白い方だと思う。ただ尺の短さを考えると、チーム系の内容とはあまり相性が良くない気もする。だからバットマン関係の作品は面白いのが多いんじゃないかな。まぁこの作品の良さはあまり注目されてないヒーローたちがメインというところ。ザターナは実写化されるらしいし、これからはジャスティス・リーグ:ダークの時代が来るかも?
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