2022.05.31/114/GYAO
喧嘩に明け暮れていた不良少年テスは必死の努力で司法試験に一発合格。検事になって、教師による女子生徒への暴行事件を担当。正義感に燃えて職務に当たっていたが…。
エリート検事のハン・ガンシクと知り合ったことをきっかけに、わずかな成功者の存在を知り、次第に悪の道に染まっていくテス。汚職も殺人もなんでもありの裏社会と繋がって、成り上がっていこうとするけど、途中に実際の大統領選の映像が流れ、どっちについているかで明暗を分ける展開は、妙にリアルで実話さながら。事件をもみ消して恩を売ったり、相手を蹴落としたりするような権力社会の駆け引きがえげつなく、スキャンダルのネタを掴んでも、それをキムチを熟成させるように食べごろを見計らって、絶好のタイミングで公けにするという策略はゲス過ぎる。スクープをスクープで揉み消す手口もね。
ヤクザになった幼馴染みの出現で〝白夜行〟のような展開で盛り上げて、まさかの〝半沢直樹〟ワールド？パーティー会場でのキレッキレのダンスはお見事で、検事よりダンサーの方が向いているかも。
