美術の作り込み、作劇の機微、細部まで丁寧に作られた西部劇。
フラットな視線がいつも心地良いです。主要な4人それぞれバックボーンと矜持があって。誰かにより過ぎず、離れ過ぎず。味方になり過ぎず、敵になり過ぎず。
それぞれのキャラクターがベタベタになり過ぎないで、自立し合っているのも良いですね。
作劇も丁寧過ぎるほどに丁寧。マクガフィンとなっている例の薬品も、登場→紹介→結果。と自然に作劇の中心となっている。すごいオーディエンスに優しい。
『パリ13区』にも感じた、成熟した個人主義的な価値観、嫌みが多く入る話のはずなのに、嫌味を感じない上品さ。面白かったです。