通勤鑑賞177作目。
インドとパキスタンの分離を描く。
観始めは、最後の英国総督の家族の物語かと思ったが、お話は段々と深刻で政治的なものになっていく。
総督の誠実さは分かるが、それでも彼はやはり英国人であって、インド人ではない。ここにどうしても越えられない壁があるのだ。
宗教で国境を引くなんて、と無宗教な日本人であるところの私は思うが、インドに住む彼らにとっては、宗教は絶対なのだ。
また、インドとパキスタンの分離を描きながら、1組の男女の恋模様を描くのだが、ラストにこれが効いてくる。
ただの歴史の物語ではなく、しっかりと映画としてのエンターテインメントの側面もあり、最後まで目が離せない。
ラストはベタだが感動した。
星は3つ。3.7くらいはある。
観て良かった。
あと、インドの電車に乗る根性はない。