英国総督 最後の家の作品情報・感想・評価

英国総督 最後の家2017年製作の映画)

Viceroy's House

上映日:2018年08月11日

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

あらすじ

デリーの総督の屋敷、それはインドのイギリス統治者の家だった。1947年の6か月間、ルイス・マウントバッテンは、インドを返却する為に、最後の総督の役職を引き受けた。彼は妻と娘と共に2階に、下の階には500人のヒンズ―教徒、イスラム、シーク教徒の使用人が住んでいた。2階では政治のエリートたちが、インド独立の論議を行い衝突、世界に多大な影響を与える歴史的な決断がなされようとしていた。彼らはインドを分断…

デリーの総督の屋敷、それはインドのイギリス統治者の家だった。1947年の6か月間、ルイス・マウントバッテンは、インドを返却する為に、最後の総督の役職を引き受けた。彼は妻と娘と共に2階に、下の階には500人のヒンズ―教徒、イスラム、シーク教徒の使用人が住んでいた。2階では政治のエリートたちが、インド独立の論議を行い衝突、世界に多大な影響を与える歴史的な決断がなされようとしていた。彼らはインドを分断し、パキスタンに新しい国を作り出そうという、人類史上もっとも大きな移民政策を打ち出そうとしていたのだ。

「英国総督 最後の家」に投稿された感想・評価

oto

otoの感想・評価

4.3
私たちはあまりにも知らないことが多いんだなあと痛感した。
もっと悲惨なことはたくさんあっただろうが、少しだけ救われるところもあって、作品としてよい物語になっていたと思う。
イチマ

イチマの感想・評価

4.0
インド独立後、パキスタン分離後のパレードでパレードに欠席したガンディーの「何もめでたいことではない」という目を瞑りながらの一言が印象的でした。
選択自体に間違いはないやけれど、選択した後に何をするのかが大切やなあとしみじみ。
あゆ

あゆの感想・評価

4.4
歴史上の人物とそっくりな俳優陣
苦悩と葛藤が細かく表現されていて
見てよかったなと思える映画だった
みや

みやの感想・評価

-
気づいたら、分裂独立する事になってました。(-_-)zzz

独立してもなお、インドとパキスタンでの戦い、暗殺による政権交代があり、同一国家を引き裂いた罪は続く。

1940年代。本当に激動の時代なんだな。

このレビューはネタバレを含みます

インド亜大陸の植民地支配を終わらせるためにやってきたマウントバッテン卿を中心に、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒それぞれの国の「生みの苦しみ」を描いた作品。大英帝国の栄光に満ちた絢爛豪華な総督邸の暮らし、総督一家のインドを理解しようとする歩み寄りなどが描かれると共に、邸内で働く使用人たち、特に宗教の違う若者たちの恋愛にスポットライトが当てられる。広義にみると、舞台をインドに移した「ダウントンアビー」と、まぁ、言えなくもない設定である。しかし、暴動、破壊、虐殺と、インドの置かれた状況はあまりにも深刻で、ネルー、ジンナー、ガンディーと、誰にバトンを渡せばいいのか、追い詰められられていく総督の様子はよく描かれていたと思う。
パキスタン建国の父ジンナー役の俳優さんは全然似てなかったし、描き方にあまりいい印象を残さなかった、という点に一抹の違和感を感じたことを除けば、素晴らしい映画であった。
インド・パキスタンの分離独立の裏側が明らかになる。
英国の思惑、新国家設立の誘惑、民族・宗教対立の困惑...庶民にとっては迷惑な話し。
マウントバッテン総督家族のインド愛、宗教の異なる二人の許されぬ愛を交えて描き、ラストの監督のファミリーヒストリーに繋がる骨太な作品。
勉強になります。
AS

ASの感想・評価

3.8
印パ分離独立に関する予備知識が無くても咀嚼の妨げになる事は無いが、さらっと頭に入れておけば間違いなく作品に奥行きが生まれる。
現代社会情勢と地続きの教訓として重く受け止めるべき歴史の一頁
のこ

のこの感想・評価

4.1
英国からの独立を控えていた1947年のインドを舞台にしたドラマ…
歴史が変わる激動の中 暴動 爆破 人々の不安がマックスになるが~
主権譲渡のためにインドを訪れた英国の総督マウントバッテン卿(ヒュー・ボネヴィル)のインドを愛する心と支える妻エドウィナ(ジリアン・アンダーソン)のインドへの献身さは~観る側に二人の誠実さと信頼感が十分伝わって来る。
歴史の映画ですがそんなに重くならず、使用人のインド人青年ジートと令嬢秘書のアーリアの宗派を超えた恋、2人のロマンスもあっていろいろ楽しめる作品に.

また監督も1947年のインド・パキスタン分離独立を現地で体験した祖父母を持つグリンダ・チャーダ監督がメガホンをとり ダンディーな総督役を「パディントン」のヒュー・ボネビルが困難に立ち向かうけど悲壮感を感じさせず見事に演じ 気品ある凛々しい妻役をジリアン・アンダーソンが素敵。

宮殿のように豪華な総督の邸宅では、ヒンズー教、イスラム教、シーク教など500人が使用人として階下で働き、マウントバッテン卿と家族が暮らす2階では、政治のエリートたちが、独立後に統一インドを望む多数派と、分離してパキスタンを建国したいムスリムたちとに分かれ、連日連夜の論議を続けていた。
自分の好きな方に行きなさいと指示がありインドかパキスタンかの選択に戸惑う人々!
宗派の違う恋人は切ない選択に~
そして インドとパキスタンをどこでどう二つに分けるかが重要になって来る。
すべては 冒頭の~チャーチルがすべて決めてしまっていた!そのように実行するための英国総督、人々に愛されたマウントバッテン卿!
それでも 全力でインドのために尽くした誠意は心打たれた 彼のお人柄!
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
インドとパキスタンに引き裂かれる大国の悲劇と悲惨、建国を後ろ楯する最後の英国総督の苦悩。激動の時代のうねりに、宗派の違う男女の悲恋が重なる歴史ドラマ。大国に翻弄される者達の姿が胸に迫り見応え充分。

作品中にフッテージもバンバン流れるけれど、宗派同士の惨殺シーンや、激しい抗争を、ほぼ全て総督邸宅内の出来事に置き換えて描き、その壮絶さを伝える演出が見事。秀作。
kyoko

kyokoの感想・評価

4.0
面白かった。
インド独立前の、政治的な駆け引きや緊迫する国内の様子と、家族や恋愛といったフィクションがうまく融合している。特に異なる信仰を持つ者同士の切ないラブストーリーはベタだけど泣いてしまった。

監督は祖父母が分離独立の時に大変苦労した人というルーツを持つ。
分離独立にまつわるきな臭い策謀話については反発の声もあるらしく(まあ、イギリスはそうだわな)いろいろな見方ができると思うけど、少なくとも最後の総督マウントバッテン卿に対してインドの人が持っている尊敬は本物であろうし、総督やその家族がいかにインドの人のことを思って尽力したのかを知れたことは良かったと思う。

都内では武蔵野館のみで、しかも一番小さいハコが満席になっていた。
これはもうすこし公開館増やしてもいいんじゃないかな。
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