面白い、面白くないかではなく勉強になる。自分の見識をひろげてくれるそんな映画だった。
インドがイギリスからの独立するまでの過程を描いた作品。
主人公のマウントバッテンはインド独立の権利譲渡のためにだけ、インドの総督を任せられることになる。
インドは主にヒンドゥー教とイスラム教、2つの宗教の信者が共存しているが、この2つの信者間での争いは絶えない状態となっていた。
そんな中、インドの独立を統一インドの独立かムスリムをパキスタンへ移住させ、インド、パキスタンと分断した形での独立か判断を迫られていたマウントバッテン。
総督に就任してからわずか2ヶ月ほどでインドを分断する決断を下すが、これにより様々な悲劇を生む...
宗教同士の争いを沈めるため早く決断を下そうとする主人公と、それに反対し、もっと時間をかけインドのことをより知った上で判断すべきという主人公の妻。
早い決断が裏目に出てしまったと思う。
分断を決めてからインドとパキスタンとの国境や財産の分配など決めていくわけだが、この期間が僅か5週間ほど。
素人目に見てもこんな短い期間で全てが上手いくわけがないと感じてしまう。
分断が進んでから離れ離れになってしまった友人達、家族達にはただただ同情の気持ちしかない。