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2重螺旋の恋人のTOTのレビュー・感想・評価

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)
3.2
‪悲しく奇妙に捻れた心理劇に直裁な映像表現、マリーヌ・ヴァクトの美しさ、惜しみなくオゾンなエロティックサスペンス。
双子と主人公の相関、性描写がそこはかとなくBL。
観客に委ねるスタンスを取りつつ、単に脚本が完成されずビジュアルな抽象に逃げただけ感も否めず。
『戦慄の絆』を思い出しつつ、クローネンバーグとオゾンの肉体と性を眼差す距離感の違いが面白かったりしたけど、クローネンバーグからの影響を消化できず垢抜けない感も否めず。
オゾンそういうの気にしないのかもしんないけど。
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