わに

ビューティフル・デイのわにのレビュー・感想・評価

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)
2.9
良くも悪くも終始「美しい」映画。男の足裏はおろか、血が撒き散ることすらも美しく見せる。
「汚いものでも美しく見える」(KOHH)的価値観なので、もちろん大好きなんですが、なんかちょっと苦手でした。

ミステリーではなく、ドラマとしての殺し屋の作品だと、やっぱり僕はその残虐性よりも現実にはありえない美しさや普遍性が観たい。その点、例えば建物の陰からホアキンが道に入ってくる時に、わざわざ一台車を通過させてから入ってくるところとか、彼が演じるキャラクターの持つ「市民性」があってとてもよい。

サイドミラーや天井の鏡などを通じて、虚構性を出すところとかも大好きだったんだけど。
わに

わに