ほいほい

ビューティフル・デイのほいほいのレビュー・感想・評価

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)
2.6
幼少期のトラウマや兵役によるPTSDを心に抱えながら殺し屋として生きる主人公。
唯一、心が裸になれるのは母親の前でだけ。

心的負担が渋滞しまくってる。
それ故に自殺衝動との葛藤が常にある。

兵役のない日本ではPTSDの方に触れる機会は少ない。
震災直後はPTSD患者が増えた事実は知っていますが、きちんと整理出来る機会が用意されていたのかまでは知りません。

日本人は心を解放するのがとても下手。
我慢強いとも言えますが、我慢して良くなる事例が少ない事も念頭におくべき。
何も素性を知らない人に話す方が気が楽だと思うので、心に何か抱えている方は我慢せずに専門機関へ相談しましょう。

で、話を元に戻します。
心のバランスが取れないからこそ、暴力衝動を抑えきれないなど、すごくセンシティブな心の葛藤がうまく描かれている作品です。

そこに救いの手はあったのか?否か?
ご覧になって確かめてみて下さい。
ほいほい

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