このレビューはネタバレを含みます
『哀れなるものたち』の予習。
勝手に何人かの侍女で争うものだと思ってたらタイマンでした。
エマ演じるアビゲイルは生来のキレ者なのか、環境とサラがそうさせたのか、豹変がスムーズ過ぎて、サラの視点を追体験というか、共に狐につままれた気分に。
アンがアビゲイルを手込めにする、しかも、力でなく圧倒的権力で。これ以上ない屈辱で終わるラストは克明に残る。
魚眼レンズ?の使い方も効果的で、宮殿を広く使った構図は印象的だった。
当時のイギリスの王女を巡る権力争い、政治は、もっと映画に出来そうなエピソードがありそう。
レイチェル・ワイズが優勝してる。