Takaku

女王陛下のお気に入りのTakakuのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます


愛されたい人
国を守りたい人
自分を守りたい人

女性による、最恐三つ巴ゴージャスコメディ映画でした。

セット 美術 衣装 音楽 脚本 役者どれを取っても凄かった!!

飽きないゴージャスな映像、
最恐最高女性陣による掛け合い、
男は蚊帳の外、
衝撃映像が笑いに変わる、その誘導が実に巧みで、 とても楽しい映画でした。

以下
ネタバレ



ウサギが暗示するメタファー要素。


アン女王(オリヴィアコールマン )は、
2人の掌で転がされている事すらも楽しんでいたんだろうな。
最後のシーン、
アビゲイル(エマストーン )は何だかんだ服従し、最終的に、アン女王とウサギの絵が交わっていきます。
女王は締めるところは締め、
逆らえないアビゲイルが切なくもあり、第三者としては少しスカッとしました。
この服従関係が続けば、アビゲイルの身は安泰なのか?

サラ(レイチェルワイズ )の元にも迎えが来てましたし、
もしかしたら、また三つ巴の開戦なのか…。

個人的にお気に入りのシーンは、エマストーンが脱いだシーンです。
水を浴びる時、周りは全裸なのに、エマストーンだけ変に隠していました。皆「エマストーンだからね…」と思ったはずです。少なくても僕は思いました。
からの、寝取ったシーン!!
演出に映像、音楽に表情! 全てが衝撃的でした。


18世紀初頭の話ではありますが、
何故、今、創られ上演されているのか。
当時の歴史を綺麗に描いてますし、
映画的、大胆なスパイスを付け加えられ、それがとても良い方向に…最恐三つ巴ゴージャスコメディ映画に繋がった気がしました。

現代社会にも通ずる、、、そんな簡易的な言葉では説明出来ませんが、観る人によっては、とても刺激的な痛快コメディにも変化する、最高な作品なのか!
Takaku

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