ながよし

女王陛下のお気に入りのながよしのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごくエレガントに見えるけど、終始下ネタと権力争い中心の宮廷映画…かな。
結局はセックス上手い人がのし上がるんですよ、って話。

エマ・ストーン演じるアビゲイルはどん底から自力復活したレディ。
良い教育を受けてるのに(ラテン語とか)男の性欲発散に使われそうになったり、馬車の中では事実使われてたり、不憫、、 でもひねくれずに(?)ハングリー精神に溢れている。
サラもハングリー精神がかなりあったけど、どうしてもアビゲイルが一枚上手。
改めて考えると、最初に女王の足に薬草を貼っていたのは親切心なんかじゃなかったんだな…なんて策略家。

映画好きの先輩(50代)と見に行ったんだけど、メンズには分かるまい…
ぶっちゃけ、女の子的にはこの策略、共感が多いんじゃないか。
夫が亡くなって寂しくて、周りにいるのは侍女だけ、な汚いオバサン(女王)を性的に慰めたり。
権力を強めるために男を踏み台にしたり。
経験はないけど、もっとイージーなやつなら策略的にやったことあるよ☺

アビゲイルが安息の地を得てよかった。最後はちょっとやり過ぎかなー、だったけど史実がこうなってるし、ねwww

演出もとてもよかったとおもいます
音楽が超良かった。ぴったり合ってた。バロックっぽい音楽好きじゃないけど、映画に合ってたので不快感はなかった。
ちょっと音圧が強いシーン(うさぎとアビゲイルと女王を透過して重ねるシーン)は耳が痛かったかも。

トマト?投げられてるおっさんとか、たまに画的に下らないやつが出てきて、先輩が「あれは何のメタファーだと思う?」って聞いてきたんだけど、正直「映画そのもの」じゃないかな。
政治とか国民とか外交とか、そういうの引っくるめて結局は「クンニがうまい女が良いように仕切ってる」だもん。

はー、人間って快楽に対してチョロい。
この辺が史実と絡めてどうかはしらないけど、下ネタを入れると世界史って簡単に覚えられそうね。
ながよし

ながよし