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女王陛下のお気に入りのaoiのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後虚しさに襲われた。アンのどうしようもない孤独と這い上がった末のアビゲイルの絶望の虚しさの一部だろうか。

アン、サラ、アビゲイルの3人は、最初に感じた印象から映画が進むにつれて、どんどん変わっていく。
アンは貧弱かと思いきや最後には女王の”権威”を示し、サラは冷酷かと思いきやアンに対する利害関係以上の感情を吐露し、アビゲイルは心優しい娘かと思いきや誰よりも利己的な人間になる。(なんでうさぎ踏もうと思ったのか)

サラは終盤酷い目に合うけど、あの”お気に入りの籠”から自由になれたのは結果的な勝利だろう。史実でもサラはアン女王の死去後、ハノーヴァー朝の始まりとともに宮廷に復帰し、その系譜は現在まで受け継がれている。

衣装も素晴らしくて、レイチェルワイズのロングブーツとパンツスタイルのイケメン具合が特に最高だった。
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