このレビューはネタバレを含みます
後ろでずっと笑っていたおじさんは最後まで笑っていただろうか。
オランウータンの役者が出てきたとき笑っていたおばさんはどこまで笑っていただろうか。
自分は笑えなかった。最初から最後まで。
自分はよく人から変わっていると言われる。
人が笑っているときに笑えないときがある。
ポストに投函しているとき、役者が出てきたとき、怒りと恐怖で一杯だった。
もしあのパーティー会場にいたのなら、最初からすぐに出て行きたいと思っていた。
この場所はこういう所だから。
この状況、自分の立場はこういうものだから。
いつのまにか既成観念に囚われた人達。
ヘラヘラ笑ってんじゃねーよ!
パルムドールを受賞し多くの賞にノミネートされた作品を観に来た、芸術に理解のある自分…
そんな気持ちで観に行ったら、髪の毛鷲掴みにされてボコボコにされますよ。
人を叱り、教育し、立派な大人になった方へ